「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが、自ら命を絶ったことを受け、実写化に対する多くの意見を作家さんが発信しています。
そんな中、「海猿」などで知られる漫画家の佐藤秀峰さんが、実写化にまつわるトラブルを明かしたのです。
なんでも、「海猿」原作者の偽物が現れた、という衝撃的なエピソードがあるようです・・・
今回は、海猿の原作者トラブルについて、調査しました!ぜひ、最後までご覧ください。
海猿の原作者トラブルまとめ!
2024年2月2日、『海猿』『ブラックジャックによろしく』などで知られる漫画家・佐藤秀峰さんが、自身のnoteで『海猿』映像化をめぐる経緯を告白しました。
「海猿」は、海上保安官の主人公・仙崎大輔の活躍を描いています。
1999年~2001年にかけて『週刊ヤングサンデー』で連載され、ドラマや映画と、何度も映像化された大ヒット作品です。
映画は4作施策され、興行収入総額200億円超えとなりました。
また、伊藤英明さんを始め、豪華な俳優陣で盛り上がったのも記憶に新しいですね。
しかし、佐藤秀峰さんはかつて、この『海猿』映画化でトラブルがあったことを告白したのです。
ある日突然映画化が決定
『海猿』映像化の過程では、佐藤秀峰さんの意思が尊重されず、ある日突然映画化が決まったそうです。
すでに企画が進んでいることを理由に、映像化の契約書にハンコを押すしかなかったそうです。
原作の使用料は、200万弱だったといいます。
詳細な内容は聞かされず、契約書には「都度都度、漫画家に報告し許諾を取る」と記載があったものの、それは守られなかったそうです。
佐藤秀峰さんはとても嫌な思いをしましたが、「映像化=名誉なこと」という考えだったので、しぶしぶ了承したそうです。
映像関係者に会うこともなく、脚本も見れない状況で、「作品が奪われていく感覚があった」と語っています。
完成した映画を観ると、佐藤秀峰さんが漫画で描きたかったこととは、まったく異なる内容だったそうです。
出版社とテレビ局は、「映像化で一儲けしたい」という利害関係なので、原作者を蚊帳の外に、勝手に企画を進めていくのが悪しき習慣のようです。
偽物が現れる
「海猿」のドラマが終わり、映画第二弾が公開になった頃、「海猿」の原作者が現れたのです。
「海猿」の原作者を名乗る人物が、「映画の次回作の脚本は自分が書く」と言い出したのです。
取材に協力したり、語ったエピソードが漫画に少しでも登場すると、自分が原作者だと思い込む人が少なからず出てくるようです。
「海猿」の原作者を名乗る人物は、何人かいたようで、その人は漫画の関係者だったので、余計話がややこしくなったそうです。
佐藤秀峰さんはすっかり嫌になってしまい、初めて原作者の権利で、「続編の映像化」を許可しませんでした。
原作者を名乗る人物にも、「今後映画に関わらない」という念書を書かせたそうです。
プロデューサーとの対面
その数年後、テレビ局のプロデューサーに初めて会い、映像化を許諾するよう交渉してきます。
「著作権使用料を100倍にしてくれ」→「無理だ」「10倍なら」「50倍でいいや」というやり取りをして、最終的にお金で解決したそうです。
しかし、心は壊れてしまいました。
結果的に映画は第4弾まで制作され、大ヒットとなりました。
その後も、テレビ局がアポなしで取材をしてきたり、関連本を無断で出版されたり、多くのトラブルがあったそうです。
最終的に、弁護士が入り人間の醜い面を散々見せつけられ、佐藤秀峰さんは原作使用の契約更新を拒否します。
そして現在は、ドラマ・映画ともにお蔵入りとなっています。
海猿主演・伊藤英明の態度がやばい?
佐藤秀峰さんが映画の撮影見学に行った際、伊藤英明さんがピリピリとした雰囲気を漂わせていたそうです。
Noteの中では、実名を出していないものの、「主演俳優」と記載があるので、伊藤英明さんで間違いなさそうですね。
プロデューサーが主演俳優を紹介しようとしたところ、伊藤英明さんが「原作者?しゃべんなきゃダメ!?」と吐き捨てたそうです。
これで佐藤秀峰さは、「嫌なヤツだと思いました」とコメントしています。
この対応には賛否両論がありますが、今回のコメントを受けて、伊藤英明さんもインスタグラムでコメントしています。
原作へのリスペクトをつづっていますが、肝心の指摘されたぞんざいな対応を謝罪しなかったので、批判を集めているようです。
原作者への“嫌味”と受け止めた視聴者も多く、この反論に幻滅した人が相次いでいます。
海猿原作者の偽物は誰!?
佐藤秀峰さんが発言している、「海猿」原作者の「偽物」は、小説家の小森陽一さんではないか?と言われています。
海猿では『原案』を担当しているので、ある意味「原作者」と言える人ではあります。
佐藤秀峰さんも『実際に漫画の関係者』と言っているので、自称原作者の一人という可能性はあるでしょう。
漫画作品では、絵を描く人とストーリーを考える人がそれぞれいる、ということもありますよね。
しかし海猿に関しては違いますし、佐藤秀峰さんと小森洋一さんにも、だいぶ深い溝があるような気がします。
小森陽一さんは、いまのところコメントは発信していません。
佐藤秀峰さんは映画化の度に、面倒なことが起こるので、本業の漫画を休載する必要まで出てきてしまい、心底嫌になってしまったそうです。
この「原作者はおれだ」事件がさらにややこしくしたので、海猿映像作品をお蔵入りにするしかなくなってしまったようです。
最後に、「芦原さんについて、多分、普通の人だったんじゃないかと。普通の人が傷つくように傷つき、悩んだのだと思います。」と結んでいます。
今回の訃報に「繊細な人だった」という声が寄せられていましたが、佐藤秀峰さんのこの一文には、共感の声が集まっています。
まとめ
今回は、海猿の原作者トラブルについて、紹介しました!
佐藤秀峰さんの大ヒット作品「海猿」映像化をめぐっては、制作陣とトラブルになっており、お蔵入りとなっています。
原作者を名乗る偽物が現れたことには驚きですが、佐藤秀峰さんも心底嫌になってしまったようですね。
今後の情報にも注目ですね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。