この記事では、2023年7月からドラマ化される『トリリオンゲーム』のあらすじについて、ネタバレありで解説していきます。
『トリリオンゲーム』は、ハルとガクの2人の青年がゼロから起業し、世界長者番付にのるまでを描いたスタートアップストーリーです。
ハルは持ち前のコミュニケーション能力で、ガクは得意のパソコンスキルで、そのメチャクチャと思われたロードマップをどのように勝ち進めて行ったのか?
ドラマに先がけて『トリリオンゲーム』のあらすじを原作漫画1巻から6巻までの情報をもとに、詳しく紹介していきます。
漫画『トリリオンゲーム』とは?
『トリリオンゲーム』のあらすじを紹介する前に、漫画『トリリオンゲーム』について説明します。
ちなみに、トリリオンとは「1兆」のこと。物語は「1兆ドルあれば、この世のものはいつでも全て手に入る」というセリフから始まります。
1兆ドルは日本円に換算すると、約144兆円。ハルとガクの2人は1兆ドルを稼ぐために、ゲームを攻略するように1つ1つ成功への階段を駆け上がっていくのです。
『トリリオンゲーム』漫画の基本情報
『トリリオンゲーム』の漫画は、2021年より小学館の『ビッグコミックスペリオール』にて連載中です。2023年7月現在、コミックス第6巻まで刊行されています。
原作・原案は『アイシールド21』『Dr.STONE』を手がけた稲垣理一郎氏。作画はベテラン漫画家の池上遼一氏。「マンガ大賞2022」では第6位を受賞した大人気作品です。
『トリリオンゲーム』ドラマの基本情報
『トリリオンゲーム』のドラマは、2023年7月14日(金)夜10時より放送開始。主題歌はSnow Manの「Dangerholic」。
豪華なメインキャストは以下のとおり。
ハル・天王寺陽(てんのうじ はる)⇨Snow Man 目黒蓮:世界一のワガママ男
ガク・平学(たいら まなぶ)⇨佐野勇斗:気弱だがズバ抜けたIT技術をもつ
黒龍キリカ(こくりゅう きりか)⇨今田美桜:「ドラゴンバンク」社長令嬢で取締役。ハルとガクを自分の配下に置こうと目論む
高橋凛々(たかはし りんりん)⇨福本莉子:超真面目な性格を買われ、ハルとガクの会社社長に任命される
長瀬忠則(ながせ ただのり)⇨竹財輝之助:キリカのボディガード兼秘書
祁答院一輝(けどういん かずき)⇨吉川晃司:ハルとガクに大きなチャンスをもたらす敏腕投資家
黒龍一真(こくりゅう かずま)⇨國村隼:キリカの父親で日本最大のIT企業「ドラゴンバンク」経営者。
漫画『トリリオンゲーム』のあらすじをネタバレありで最終回まで!
漫画『トリリオンゲーム』のコミックス第6巻までのあらすじをネタバレありで紹介します。
漫画『トリリオンゲーム』第1巻のあらすじ
『トリリオンゲーム』第1巻のあらすじは、ハルとガクの出会いから描かれます。中学生のとき半グレに絡まれたガクは、偶然通りかかった隣のクラスのハルに助けてもらいます。
しかしこのとき監視カメラにハルの暴力シーンが写ってしまったため、ガクが買ったばかりのパソコンで監視カメラのシステムにハッキングして侵入し、動画を削除してあげます。
ガクのパソコンスキルに感動したハルはガクに一目おくようになり、2人は仲良くなりました。
大学生になってハルは就職が決まった超一流IT企業「ドラゴンバンク」の内定式で、窓拭きのバイトをしているガクを見つけ、内定を辞退してきます。
ハルはガクを採用しなかった「ドラゴンバンク」に見切りをつけ、ガクを誘い自分たちで1兆ドル稼ぐ会社を作るため、一緒に起業しようともちかけます。
何をする会社なのかも決まっていない全くのゼロからのスタート。2人はまず資金集めのため、世界中のハッカーが集まる「セキュリティ・チャンピオンシップ」に出場します。
第1巻では、ハッキング大会で注目を集めることで、条件のいい出資を取り付けようとハルとガクが奮闘するところまでが描かれます。
漫画『トリリオンゲーム』第2巻のあらすじ
『トリリオンゲーム』第2巻のあらすじは、敏腕投資家の祁答院一輝(けどういんかずき)との出会いから、いよいよハルとガクの会社が第一歩を踏み出していくところが描かれます。
「セキュリティ・チャンピオンシップ」で優勝するも、規則違反で失格となってしまったハルとガク。しかし2人に興味を持った「ベンチャーキャピタル」の社長・祁答院一輝(けどういんかずき)から3,000万円の出資を勝ち取ることに成功します。
ハルとガクは出資金をもとに「株式会社トリリオンゲーム」を起業し、入社面接を実施することに。
就職活動連敗中だった超真面目な大学生・高橋凛々(たかはしりんりん)を採用し、ネットショプ「ヨリヌキ」を立ち上げます。「ヨリヌキ」は人工知能に見せかけた人力のハッタリAIのセレクトショップでしたが、3人の力により少しずつ軌道に乗っていきます。
そして人力での限界がきたところで、システムを花屋のチェーン会社に売却しようと目論みます。花屋チェーン会社社長に契約条件として、月商2,000万円の達成を提示されたハルとガク。
2人は条件達成のために、日本で花の一番大きな市場である新宿・歌舞伎町のホストクラブに潜入します。ハルとガクはホストとして働きながら、調査を開始するところで第2巻は終わります。
漫画『トリリオンゲーム』第3巻のあらすじ
『トリリオンゲーム』第3巻のあらすじは、ホストクラブに潜入したハルとガクが着々と調査を進めていくところから始まります。
ユーザーのニーズに合わせバージョンアップを重ねたネットショプ「ヨリヌキ」は、見事に1ヶ月で月商2000万円の契約条件を達成。ここでようやく本物のAIを外注し、契約金1億円を得ることに成功します。
「ヨリヌキ」を売却したことで得た1億円をもとに、ハルは今度はメディア帝国を作りたいと「ソシャゲ作り」を提案します。
桜という男が社長を務める小さなゲーム会社を買収したハルは、投資家たちに向けて新作ゲームアプリ開発説明会を開き、投資家たちから20億円もの出資を受けることに成功。
ハルはソシャゲ作りをガクと桜にまかせて、メディア帝国を築くため「タレント確保」を目論みます。
ハルはベンチャーキャピタルの祁答院(けどういん)が、過去に芸能事務所『ゴッドプロモーション』(通称ゴップロ)のチーフマネージャーをしており、人気タレントのひき逃げを庇って前科者となっていたことをネタに、大株主たちをまるめこみます。
第3巻はゴップロの乗っ取りに成功するまでの過程が描かれています。
漫画『トリリオンゲーム』第4巻のあらすじ
『トリリオンゲーム』第4巻のあらすじは、芸能事務所『ゴッドプロモーション』買収に成功し、祁答院(けどういん)がゴップロの新社長に就任するところから始まります。
しかしゴップロの買収に、ソシャゲ開発のために集めた20億を全て無断で使ってしまったハル。
実は「ゲーム作りは最初からダミーだった」とハルに言われたガクは、初めてハルに反発し桜とともにとんでもない新作ゲームを作ることを決意するのでした。ガクは大ヒットソーシャルゲーム『ドラゴン娘』の開発者引き抜きに動き出します。
ドラゴンバンクの中枢サーバーにハッキングして情報を得ようとしたガクは、キリカに見つかり「遊園地デート」と称した尋問に誘われることに。
そこでキリカから開発記録を受け取ったガクは、『ドラゴン娘』の開発者・蛇島(へびじま)を引き抜くことに成功。蛇島(へびじま)のアドバイスで、桜たちが過去に作ったゲームを改修し、ガクは人気ゲームを作り出すでした。
漫画『トリリオンゲーム』第5巻のあらすじ
『トリリオンゲーム』第5巻のあらすじは、蛇島(へびじま)引き抜き成功後、ハルの「芸能界天下統一。無敵のメディア帝国爆誕だ!」という無謀な計画から始まります。
ハルと祁答院(けどういん)は、とあるテレビ局のパーティーへ出かけます。そこで芸能界のドンと言われる皇(すめらぎ)に取り入ることに成功するハル。
一方、ガクは蛇島(へびじま)とともに新作ソシャゲ『プチプチランド』を完成させます。しかしドラゴンバンクに邪魔をされ、ゲームのダウンロード数は想定よりも少ない結果に。
そこでハルが皇(すめらぎ)興業のタレントにゲームを紹介し、タレントたちはSNSでゲームを拡散。その結果、『プチプチランド』は大ヒットするのでした。
漫画『トリリオンゲーム』第6巻のあらすじ
『トリリオンゲーム』第6巻のあらすじは、『プチプチランド』大ヒットの半年後、ハルとガク・祁答院(けどういん)がドラゴンバンク社長・黒龍一馬(こくりゅうかずま)の自宅に招待されるところから始まります。
ハルたちはそこで、黒龍(こくりゅう)からトリリオンゲーム社を350億円で買収することを持ちかけられます。
さらに黒龍(こくりゅう)はハルに、「キリカと婚約し、黒龍家のものになりなさい」と発言。しかしハルはその提案を断り、ドラゴンバンクの買収を宣言します。
ハルとガクは皇(すめらぎ)の協力を得て、「トリリオンTV」の立ち上げに動き出します。
その頃、キリカはドラゴンバンクが買収したアメリカのネットテレビ会社「D-REX」の社長に就任。次々と地上波テレビ局を買収していくキリカに対し、ハルは報道こそ「金のなる木」と配信ニュースに全てをかけます。
まだ漫画は途中のため、どんな結末を迎えるのか楽しみですね!
まとめ
『トリリオンゲーム』のあらすじをネタバレありで、原作漫画第1巻から第6巻ごとに詳しく説明してみました。
2023年7月14日(金)よりドラマが放送される『トリリオンゲーム』。
原作漫画は2023年6月現在も連載中で、7月12日に最新刊の第7巻が発売予定です。スピード感のある展開に今後もますます目が離せませんね。