ガールズグループ「FIFTY FIFTY(フィフティーフィフティー)」。アメリカでもブームを起こし、「中小事務所の奇跡」と呼ばれました。
しかし、メンバーと所属事務所「ATTRAKT」との間に争いが勃発し、泥沼裁判劇となっています。
FIFTY FIFTYは事実上の解散となってしまいましたが、一体何があったのでしょうか?
今回は、fifty fiftyと事務所に何があったかについて、調査しました!ぜひ、最後までご覧ください。
fifty fiftyと事務所に何があった?
「Fifty Fifty」は無名事務所の「ATTRAKT」に所属しながら、デビューわずか7か月でアメリカで成功を収めました。
シングル「Cupid」はアメリカのチャートHot100入りを果たしており、最高17位を記録しました。
「中小企画会社の奇跡」と賞賛されたのもつかの間、今年6月、「ATTRAKT」に対し、専属契約の効力停止を求める訴訟を提起したのです。
両者一歩も譲らず、契約紛争の末に解散することとなってしまいました。
メンバーのうち1人は事務所に残り、残りの3人は契約解除を通告されています。
デビューしたばかりの新人グループ「fifty fifty」にいったい何があったのでしょうか。
FIFTY FIFTYの主張
FIFTY FIFTYのメンバー4人は、2023年6月19日、専属契約効力停止仮処分申請を裁判所に提出しました。
ATTRAKTが契約違反をし、信頼関係の破壊をもたらしたとして、以下の主張をしています。
- 活動費用や収入などの明確な会計報告をしなかった
- 活動スケジュールやコンセプトに口出し厳禁
- 健康管理や安全確保の責任を果たさなかった
- 楽曲や映像作品の著作権や肖像権を侵害した
メンバーは、証拠資料や証人証言などを提出し、「いかなる外部の介入もなく4人のメンバーが同じ気持ち」としました。
ATTRAKTの主張
これに対し6月23日、「ATTRAKT」が反論を主張しています。
- 透明性の高い会計報告を定期的に実施し、メンバーも同意していた
- 活動方針はメンバーの意見を尊重し、最善の努力をした
- 健康管理や安全確保も十分配慮した
- 楽曲や映像作品の著作権や肖像権を適切に管理し、保護した
事務所も裏付ける証拠資料を提出し、アルバム製作全般を委託されていた「The Givers」のアン・ソンイル氏らが、メンバーを惑わしていると主張したのです。
「ATTRAKT」によると、「The Givers」がWARNER MUSIC KOREAに、「Fifty Fifty」の買収を持ちかけたというのです。
WARNER MUSIC KOREAは、事実無根であると否定し、The Giversも「買収の件に介入した事はない」と否定しました。
裁判結果
2023年8月28日には、メンバーの仮処分申請が棄却されています。
「メンバーが主張する契約違反や信頼関係の破壊が事実という証拠がない」と判断したのです。
そして、事務所側が主張する、外部勢力の介入やメンバーの不誠実な行為が事実と述べました。
裁判所は「メンバーが専属契約効力停止を求めることは、事務所に対する不当な損害を与えることになり、公序良俗に反する」と結論づけました。
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FIFTY FIFTYは、ATTRAKTに無断でグループ名やメンバー名の商標権を出願しており、このことからも信頼関係の破綻が感じ取れますね。
事実上の解散へ
メンバーの法定代理人は裁判所の決断に不服申し立てを行ったものの、10月16日に棄却されています。
その後、メンバーのキナさんが裁判所に抗告取り消し書を提出し、ATTRAKTに復帰しました。
キナさんは、「自分の過ちを深く反省し、事務所と和解し、再び信頼関係を築きたい」とコメントしました。
一方、残りのセナさん、シオさん、アランさんは、事務所から契約解除を通告され、事実上の解散となってしまいました。
そしてATTRAKTは、元メンバーの3人、THE GIVERSの代表らに、損害賠償を請求する民事訴訟を起こしています。
メンバーに対しては専属契約違反に伴う損害賠償と違約罰、THE GIVERSに対しては、共同不法行為による損害賠償を請求しました。
損害賠償額は数百億ウォンに達するということで、130億ウォン(およそ14億円)を請求しています。
アン・ソンイル代表の詐欺疑惑とは?
FIFTY FIFTYはまだまだこれからで、後続曲でファンを増やして着実に成功するタイミングで、このような事態となってしまいました。
デビューしてすぐにアメリカで話題になったので、「調子に乗ってしまったのでは」とも言われていたようです。
ATTRAKTの主張として、自分たちが発掘して大金をかけたアーティストが、少し売れただけで強奪しようとしたのが、THE GIVERSということです。
唯一事務所に戻ったキナさんは、父親であるソン・ジュンヒョク氏に説得され、復帰を決意したそうです。
キナさんの父親は、THE GIVERSのアン・ソンイル代表と交流があったことを認めています。
メンバーは「事務所と対立すれば、他の大手事務所に移籍できる」と聞き、仮処分申請を勧めたものん、このアン・ソンイル代表の言葉が嘘だったのです。
キナの話によれば、アン・ソンイルはメンバーたちに「私がビルボードをどのように上げたのか分かるよね?」「CupidのMVも私のお金で先に進行した」「ATTRAKTがお金がなくてショップ代金などが押された」と話し、メンバーの心を掌握していった。
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アン・ソンイル氏は、メンバーに「こんなに苦労して仕事をするな」と説得し、メンバーの親にも「チョン・ホンジュン(ATTRAKT代表)の投資金はまもなく子供たちの借金になるだろう」とそそのかしたそうです。
メンバーは「The Givers」が「ATTRAKT」の内部告発者と信じ、ATTRAKTと戦う構図が作られてしまいました。
FIFTY FIFTYは復活する?
残りの3人は契約解除を通告されたものの、「後続の対応について議論する」となっているので、完全に解散というわけではなさそうです。
3人ともFIFTY FIFTYとして活動する意志がありますが、現時点でそれが実現する可能性は低いようです。
FIFTY FIFTYの楽曲など著作権や肖像権はすべてATTRAKTが保有しており、メンバーはそれらを使用することはできません。
がATTRAKTとの専属契約を違反したということが知れ渡っている以上、ほかの事務所に移籍することも難しいですね。
ファンとしては、4人が笑顔でカムバックしてくれることを祈るばかりです。
まとめ
今回は、fifty fiftyと事務所に何があったかについて、紹介しました!
所属事務所と泥沼裁判劇が起こった背景には、THE GIVERSのアン・ソンイル代表の洗脳があったと言われています。
現在「ATTRAKT」のほうが有利な状況で、メンバーがまた4人で活動できることを祈るばかりですね。
今後の情報にも注目ですね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。