アメリカ映画『バービー』の日本語吹き替え版で、主演のバービー役を務める女優・高畑充希(たかはた・みつき)が、8/2に自身のInstagramで、同作の炎上騒動について心境を明かしました。
『バービー』と、原爆がテーマの映画『オッペンハイマー』。この2作を掛け合わせたファンアートがSNSで投稿され、『バービー』の公式アカウントが肯定的なコメントをしたことで、大炎上を招いています。
映画「バービー」と原爆ファンアートの関係については、下記の記事にて詳しく解説しています。
映画「バービー」公式の原爆騒動に対する高畑充希の反応
女優の高畑充希さんは、映画『バービー』の舞台挨拶前に自身のInstagramに、同作の炎上騒動に関する自身の思いを綴りました。
まず、「舞台挨拶の件、ご心配をおかけしてすみません。」と謝罪の言葉を述べ、「今回のニュースを耳にした時、怒り、というよりは正直、不甲斐なさが先に押し寄せてきました。」と当時の心情について語りました。
そして、「登壇を辞退することも考えた」が「作品自体の素晴らしさはぜひ知っていただきたい」と登壇を決意した経緯を説明。
最後には「明るい気持ちで強を迎えたかったなー、悔しいです。」と、やるせない心境を綴りました。
映画「バービー」主演の高畑充希に対して世間の反応は?
映画『バービー』の騒動に、高畑充希さんが言及したことへの世間の反応はどうなのでしょうか。
結論からお伝えすると、「カッコいい」「高畑充希が可哀想」と、賞賛と同情の声が集まっています。
たとえば、TBSの宇内梨沙アナウンサーは、高畑充希さんのコメントを受けて、以下のような発言をしています。
「高畑充希さん、かっこいい。立場上、触れるの難しかっただろうに…」
引用元:日刊スポーツ
「責任感と誠実さを感じます」
引用元:日刊スポーツ
また、SNSでもセンシティブな問題にストレートに言及した高畑充希さんを、「心強い」と賞賛する声が相次いでいます。
吹替を担当した高畑充希さんも言及してくれましたね。日本人としての気持ちをしっかり表明してくれるのは、とても心強い。
一方で、このような状況下で宣伝をしなければならないことに同情する声や、映画『バービー』の配給元ワーナー・ブラザース・ジャパン合同会社の対応への怒りの声も相次ぎました。
高畑充希さんは本当に可哀想で仕方ない。このような発信をせざるを得ない状況がとても不憫です。
ジャパンプレミア直前に吹き替え主演声優だけに謝罪させるってのは流石にどうなの
また、「原爆」の犠牲が軽んじられていることに対する失望の声もありました。
バービー炎上で原爆がとても軽く扱われることを痛感。被爆は日本人だけじゃない。米国人も国内の実験で大勢いるのに。愚か。
バービーのやつ 今更原爆投下を謝罪して欲しいなどとは思わない だが原爆によって何が起こったかを知らない事は許さない
何十年の時が経とうと、原爆で犠牲となった人への思いや、原爆への憎しみが消えることはありません。そんな中で起きたこの炎上騒動は、原爆の考え方の違いが露わになるものでした。
まとめ
今回の記事では、映画『バービー』の吹き替え版で主演を務める、高畑充希さんの発言についてまとめました。
高畑充希さんは同作の炎上問題に対し、「怒りよりも不甲斐なさ」と発言。その発言に、SNSでは賞賛の声が上がっていました。
まもなく原爆が投下された8月6日と9日がやってきます。この悲惨な出来事が二度と繰り返されないよう、今後、原爆を「ネタ」にした騒動が起きないよう祈るばかりです。