ドラマ『100万回言えばよかった』の原作はあるのか?視聴者からは韓国ドラマっぽい、また漫画作品なのか?と言う声もあります。
ここではドラマ『100万回言えばよかった』の原作についてご紹介します。
そして似ている!と言われている作品も合わせてみていきましょう。
【100万回言えばよかった】の原作はない!
2023年1月13日(金)から放送スタートしているドラマ『100万回言えばよかった』は原作はなく、脚本家・安達奈緒子さんにより、オリジナル作品です。
ドラマが進むにつれ、視聴者からは韓国ドラマっぽい、またはストーリーが非現実的なこともあって原作は漫画なの?と言う声も聞かれます。
でも『100万回言えばよかった』はオリジナル作品なので脚本家・安達奈緒子さんについてご紹介します。
100万回言えばよかったの脚本家・安達奈緒子さんのプロフィール
『100万回言えばよかった』の脚本家・安達奈緒子さんの年齢、出身地がわかるようなプロフィールは公表されていません。
本名:安達奈緒子(あだちなおこ)
最終学歴:・早稲田大学(1995年卒)
(早稲田大学演劇研究会在籍)
・日本脚本家連盟ライターズスクール68期終了
脚本家デビュー:2004年
安達奈緒子さんは1995年に早稲田大学を卒業しているという情報があるので、一般的に浪人や留学せずに卒業されているとすれば、1972年生まれで2023年で51歳になると思われます。(年齢参考:マイナビAGENT)
安達奈緒子さんが大学時代に在籍していたサークル・早稲田大学演劇研究会(通称:早大劇研)は名だたるOBが在籍していたことでも有名なサークルです。
『復讐するは我にあり(1979年)』の今村昌平監督、俳優・故森繁久弥、俳優・堺雅人さんも在籍していました。
大学卒業後、就職しながらコンクールにも応募していたということで脚本家としてのデビューは、2003年第15回フジテレビヤングシナリオ大賞で自身の作品『僕らの未来に子供たちはイエスと言うか』で大賞受賞となったのがきっかけです。
脚本デビュー作は2004年フジテレビスペシャルのドラマ『冬空に月は輝く』です。
ですがその後、結婚、子育てと続き、脚本家としての本格的活動はされていない時期もあったということです。
2010年代になり、再び脚本家として活動します。もしかするとお子さんが小学校に入学などのタイミングだったのかな?と想像します。
次に『100万回言えばよかった』の脚本家・安達奈緒子さんの作品をまとめたのでみてみましょう。
大人気作品も手掛けていますよ。
100万回言えばよかったの脚本家・安達奈緒子さんの作品一覧
脚本家・安達奈緒子さんの作品をテレビドラマ、そして映画でまとめました。
▼テレビドラマ一覧表
放送年月日 | タイトル | 放送局 |
2004 | 冬空に月は輝く | フジテレビ |
2011 | 大切なことはすべて君が教えてくれた | フジテレビ |
2012年7月期 | リッチマン、プアウーマン | フジテレビ |
2013年7月期 | Oh,My Dad!! | フジテレビ |
2014年1月期 | 失恋ショコラティエ | フジテレビ |
2015年3月3日 – 4月21日 | その男、意識高い系。 | NHK BS |
2015年4月 – 5月 | She | フジテレビ |
2016年6月 – 8月 | ふれなばおちん | NHK BS |
2016年10月19日 | 宮崎のふたり | NHK BS |
2017年1月3日 | 君に捧げるエンブレム | フジテレビ |
2017年1月-3月 | 大貧乏 | フジテレビ |
2017年7月 – 9月 | コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- | フジテレビ |
2018年7月20日 – 9月21日 | ドラマ10 透明なゆりかご | NHK |
2019年4月6日- 6月29日 | ドラマ24 きのう何食べた? | テレビ東京 |
2019年8月 – 9月 | サギデカ | NHK |
2019年10月 – 12月 | G線上のあなたと私 | TBS |
2021年5月 – 10月 | おかえりモネ | 朝ドラ |
2022年3月31日・5月9日 | 海の見える理髪店 | NHK BS |
2022年12月 | 「松本清張と帝銀事件」第1部 事件と清張の闘い | NHK |
2023年1月 – 3月 | 100万回 言えばよかった | TBS |
代表作と言えばやはり、NHK朝ドラの『おかえりモネ』で、他にも「きのう何食べた?」や「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」など人気作品も手掛けています。
▼映画一覧表
公開年 | タイトル |
2017年 | ひるなかの流星 |
2018年 | 劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命- |
2021年 | 劇場版 きのう何食べた? |
テレビドラマが人気になり劇場版「きのう何食べた?」、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 」も手掛けていますね。
ドラマ『100万回言えばよかった』は脚本家・安達奈緒子さんの最新作と言うことになりますが、韓国ドラマが原作?と言われる理由はなんだったのでしょう?
【100万回言えばよかった】が韓国作品のリメイクと言われる理由は?
『100万回言えばよかった』の原作は韓国作品でリメイク日本版?と言われる理由には次の様な理由が挙げられます。
- 日本のドラマでも韓国作品のリメイクが多く存在する
- 韓国作品で見たことがあるストーリー(設定)である
中でも韓国作品のリメイク?と思われ、浮かんだのがこちらの作品です。
- ドラマ『ゴースト〜永遠の愛〜』(1999年)
- 映画『ゴースト もういちど抱きしめたい』(2010年)(日本・韓国で公開)
どちらの作品も恋人が亡くなって霊の存在を感じられる人、もしくは霊媒師が登場するという内容が入っています。
『100万回言えばよかった』のストーリーを考えると日本と韓国の合作映画『ゴースト もういちど抱きしめたい(2010年公開)』のストーリーが合致する点がよりありますす。
こちらは亡くなったのは女性の方で松嶋菜々子さんが演じ、相手役は韓国人気俳優のソン・スンホンさんが演じています。
ちなみに『100万回言えばよかった』で松山ケンイチさんの役は霊媒師として樹木希林さんが演じています。
そして実はこの『ゴースト もういちど抱きしめたい』は、1990年公開アメリカ映画で日本でも大ヒットした『ゴースト~ニューヨークの幻~』です。
『100万回言えばよかった』と似ている!またオマージュされているのでは!?と言われています。
ではどんなところが似ているのでしょう?
【100万回言えばよかった】と似ていると言われている作品
『100万回言えばよかった』と似ている1990年公開のアメリカ映画『ゴースト~ニューヨークの幻~』ですが似ている部分とそのシーンをご紹介します。
『100万回言えばよかった』と似ているポイント
『100万回言えばよかった』と『ゴースト~ニューヨークの幻~』が似ているポイントはこちらです。
- 恋人が亡くなり霊として登場し、姿は見えないがそばにいる設定
- 霊媒師を通じて意思の疎通をする
- 恋人が亡くなった後にサスペンスストーリーの展開
日本のドラマではこれまでにないストーリー性を感じている視聴者も少なくないでしょう。
それでは具体的にここ!と言う同じシーンがあります。
『100万回言えばよかった』と似ているシーン
『100万回言えばよかった』の第1話で直木(佐藤健)が霊が見える魚住(松山ケンイチ)にお願いして悠依(井上真央)に自分の事を伝えてもらおうとする場面があります。
にわかに信じられない悠依に直木は2人にしかわからない言葉を魚住に言って信じてもらおうとします。
直木が「白いネコ…」とつぶやき、「悠依は白いネコだって言って!」と魚住に言い、悠依を引き留めようとします。魚住「白いネコ~~~!」直木を指さして「あなたは白いネコだって言ってます」悠依は一瞬戸惑いの表情で「なんのことですか….」と言い…..。
同じ場面が『ゴースト~ニューヨークの幻~』でもあります。
恋人同士のサムとモリー。いつも愛の言葉を口にするときモリーは「I love you. I really love you.(あなたを愛してる。心から愛してる)」と口にしますがサムはいつも「Ditto.(同じく)」としか言ってくれませんでした。
そんなサムが霊媒師のオダ・メイに自分の事をモリーに伝えてくれるように頼みますが信じられないモリー。
サム「愛してる」って。
オダ・メイ「愛しているってさ」
モリー「サムは言うわけないわ」
サム「同じくって言ってくれ!」
オダ・メイ「同じくってそういってるよ」
どちらの作品も2人にしかわからない「キーワード」を霊媒師を使って言葉に出してもらうというところが似ていますね。
この場面は特にオマージュされているのではないか!?という声が出ています。
脚本家の安達奈緒子さんもきっと『ゴースト~ニューヨークの幻~』を見ているに違いありません。
まとめ
『100万回言えばよかった』原作は韓国作品か?とも言われていましたが、脚本家・安達奈緒子さんのオリジナル作品です。
これまでに日本のドラマではないストーリー性があるので韓国作品が原作なのでは?と思われていること多かった様ですね。
脚本家・安達奈緒子さんの作品にはどれも違う視点からのオリジナル作品が多いので『100万回言えばよかった』にも期待して楽しみたいと思います。